暴動やテロが起こる話も

我が国の金融市場は、どの分野を見回してみても、どの国と比べてみても、比較的安定しています。したがって、世界の中では極めて金融が安定している国の一つだと考えて間違いありません。たとえば外国為替市場を見ても、日本の円は世界の通貨の中でも特に信頼が高く、アメリカのドルやイギリスのポンドと共に世界の三大通貨として広く流通しています。 日本円は、先の東日本大地震や未曾有の大津波、それに重大な原発事故などによる数々の災害にも負けず、今も安定して流通しています。確かに、円も一時的には評価が下がってしまったことはありましたが、それでも間もなく持ち直しました。基本的に、世界からの信頼は決して揺らいではいなかったのです。それらは皆、日本の金融市場が安定していることの一つの証拠だと言えます。 それに対して多くの新興国の通貨などは、ひとたび大きな事件や事故などがあると、その途端に信用力が低下してしまいます。特にその国に暴動・テロなどが起こると、外貨はたちまちにして引き上げられ、外国からの投資マネーも一気に消えて無くなります。金融全般の信用力の弱い小さな国では、それが当然なのです。しかも、ある程度の先進国であっても、多くの場合、基本的には同じ傾向があります。だから国際社会の金融事情は日本よりも怖いのです。 そもそも日本においては、暴動・テロ自体が殆ど発生しません。それは我が国の金融の安定感ということ以前に、国民性の高さによるものだと考えられます。日本人は世界の中でも素養が高いほうなので、だから金融市場も安定して、世界からの信頼も高く、何か災害や事件が勃発しても、他の国のような暴動もテロ活動なども殆ど起こらないのです。 世界の金融市場においては、どこかの国で何か大事件が起こると、それが引き金となって恐慌に発展してしまう恐れもあります。その危険は世界中の全ての国にあります。しかし、日本発の恐慌が起こる話を想像するのは容易ではありません。むしろ、その可能性は世界の国の中では最も低いのではないかと予想されます。日本は、それほど安定しているのです。

↑ PAGE TOP